Amazon Go – 無レジ決済の始まり


先日Amazon Goが発表されました。
これで無人店舗が加速度的に広まる気がしています。
■目次
【アメリカ】Amazon Goの発表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アメリカ】Amazon Goの発表


先日、Amazonが無人のコンビニを発表いたしました。
上の動画がコンセプト動画で、要はAmazon
Go用のアプリをスマホに入れて、入店時にスマホアプリでQRコード認識して、店内で専用のカバンに商品を入れて退店したら自動で決済される、というコンビニです。
» レジでの精算はもういらない:アマゾンの食料品店「Amazon Go」に行ってみた
具体的にどういう技術で実現しているかは詳しくはわかりませんが、店内カメラによる画像認識とRFIDを商品につけてセンサー認証している模様です。
“■「自動運転」の技術を活用
 アマゾンによると、Amazon
Goで用いられている技術は、コンピュータビジョン(画像認識)、深層学習アルゴリズム、複数センサーの連携。これを束ねて「Just Walk
Out技術」と名付けている。”
» 「AmazonGo」はショッピングの革命となるか
決済は、Amazon Goアプリを入れている時点でAmazonのアカウントを紐づき、そこのクレジットカードで決済されます。
まず真っ先に万引きや不正決済のリスクが思い浮かびますが、そもそも既存のコンビニの商品欠損率も5%程度あり、もしかしたらそれよりも低いリスクになるかもしれません。
この技術の凄いところは、導入が簡単なところだと思っています。
もちろん、今すぐAmazon並のセンサー技術を駆使して実現できる企業は、他にGoogleくらいしかいません。
しかし、その技術は数年経てばコモディティ化して、店舗にカメラとセンサー入れて、アプリを消費者に入れさせるだけで実現できてしまいます。
我々が思っている以上のスピードで浸透してしまう可能性があります。10年以内とか。
国内ではセブンイレブンが実証実験等始めたらその1年以内に一気に光景が変わると思います。
実際、ユニクロはRFID技術を使ってセルフレジを実験しており、小売からすると導入しない理由がない技術に思えます。
» GUのセルフレジを体感 時間短縮で満足度UP ファストリ
そうなると決済の情景も一気に変わり、Apple Pay云々じゃない世界になります。
重要なのは、どのアプリ or 端末が無人レジの”受け手”になりうるか?です。
例えば、仮に国内で浸透するに当たって、いちいちセブンイレブンアプリとか、ローソンアプリとか入れる仕組みだと広がらないはずで、するとどこか強いプラットフォーマーが握ることになるでしょう。
Apple / Googleがその機能を提供するのか、Amazonが他社チェーンに技術・機能を提供するのかわかりませんが、今以上にそのあたりのプレーヤーが決済の肝を握り、アクワイアラ的な振る舞いを担うことになるはず。
カード会社は、トランザクションは確実に増えるので嬉しい半面、自分たちの管理領域が浸透され、精算代行的なバリューしか発揮できず、決済手数料もだだ下がりしてしまうかもしれません。
なお、ちょうど昨日、ローソンが自動商品認識・袋詰装置を発表していました。
» こんなコンビニ待ってた!レジ支払、袋詰め全て自動
【PR】 弊社で運営しているバンドルカードのAndroid版をリリースいたしました。

Pokemon Goの売上予測→他ソシャゲへの影響は限定的?


■目次
【日本】Pokemon Goの売上予測→他ソシャゲへの影響は限定的?
【世界】TAKARAで歩いてビットコイン集め
【日本】人手不足のスーパー、レジ「セミセルフ」拡大 マルエツ、180店で導入 ヤオコー、全店の2割に
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日本】Pokemon Goの売上予測→他ソシャゲへの影響は限定的?
https://twitter.com/SociApp/status/759314373936422912
アプリ系では一番参考にしてる @TsubApp さんのTwitterより。
Pokemon Goの”国内”売上予測(日次)を3-4億円とされています。
月次で、100億前後。
ただ、Fateやモンストの方が売上が優っている、ということで他のソーシャルゲームの課金が軒並み落ちる、という状況ではなさそうです。
むしろ、課金するライトユーザーが増えて、市場としては大きくなる、という好感を持たれてました。
先日、元ソシャゲ会社にいた方とお話した時、課金の方法として以外にカードを使わない、という話をされてました。
若い人はコンビニ(ギフトカード)、そしてキャリア決済で、キャリア決済の方が単価上がる、と。
そして、ガチ勢になると(20万円/月課金はザラ、40万超えると一気に減る)、クレジットカードもあるが、コンビニキャンペーンとかでiTunesギフトカードを割安で大量に買って課金する、という話でした。
今後、ソシャゲ課金市場は増え続けるはずで、そこをうまく取り込めるカード戦略も必要になると感じています。
(要はカラオケとか、ゲーセン、さらにはテレビのパイを奪い続けるということです)
こちらはPokemon Goの地域活性事例です。
鳥取砂丘がポケモンGOの新しい聖地に。その裏には1人の男の努力が
http://news.biglobe.ne.jp/it/0728/nnp_160728_6199837182.html
【世界】TAKARAで歩いてビットコイン集め
http://www.trend-stream.net/bitcoin/takara-2573/
2年前からあるらしいのですが、最近話題のTAKARAについて。
要は、ある特定の場所に行くと、ビットコインをもらうことができる、というアプリです。
謎に日本が一番ビットコインが落ちてるようです。
ただそれだけで、何かの利用用途で盛り上がっている、というわけではないのですが、Pokemon
Go同様、場所に行くことのインセンティブ設計は今後流行るかもしれません。
【日本】人手不足のスーパー、レジ「セミセルフ」拡大 マルエツ、180店で導入 ヤオコー、全店の2割に
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO05346930X20C16A7TI5000/
米国では当たり前になっているセルフレジですが、国内でも拡大しそうな感じです。
マルエツでは、セミセルフという、商品のバーコード入力は人がやって、精算を自販機?みたいなもので行う、ということをしています。
“精算能力が4割高まり、利用者のレジ待ち時間が短くなるとみている。”
マルエツが実証実験をしていて、上記のような結果が出たため、導入店舗を一気に広げる模様です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当社では金融に興味があるエンジニアを募集しています!↓